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土のアゴラ

2020, Series

陶土と釉薬、土による生成 秋田緑花農園にて。

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  • All Photo by Kenji Chiga

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    All Photo by 千賀健二

    協力: 公益財団法人 日本交通文化協会 | クレアーレ熱海ゆがわら工房
       株式会社良徳 | 秋田緑花農園〜タネニハ〜

    Text:原初の広場に蠢くものたち

    かつて、地球は岩肌の惑星だった。

    その地表を覆っていた岩石を微生物たちが少しずつ食べ、分解し、糞へと変えていった。

    その糞には生物たちの無数の死骸も混ざりあった。

    さらに気が遠くなるほどに長い時間の錬金術がそこに加えられ、今日「土」と呼ばれているものが生成した。

    「土」とは、万物の生と死が織りなす未完の作品だ。

    「土」とは、Multi speciesが、時を超えて蠢き、語り合う、原初のアゴラ=広場だ。

    ところで、人間を意味するHumanの語源は「腐植土」を意味するラテン語のHumusだそうだ。

    僕たちもまた「土」から生まれ、「土」によって生かされ、「土」の上を生きている。

    彼らと共に、今日も変わらず、「土のアゴラ」を蠢いている。

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