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  • やんばるアートフェスティバル 2022-2023 shoot by Akimi Ota

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    Text: 二つの海 ―海を孕む、海に孕まれる

    夢を見ていた。海のなか、海に孕まれて。

    私は魚のようだった。しかし次の日には私は蜥蜴(とかげ)のようだった。

    夢? いや、あれは夢ではない。記憶だ。

    私は覚えている。遙かなる生命の旅路、あの風景を。

    私は見知っている。三十八億年に及ぶ、進化のおもかげを。


    海を孕んだ輩――、解剖学者の三木成夫はヒトを含む哺乳類の生態をそのように言いあらわした。三木によれば哺乳類の羊水の成分は太古の海水の成分によく似ているという。

    哺乳類が海から出てて陸地で生きるためには生命の源たる海水を海中から胎内へと輸出する必要があったのだ。

    運び出したのは海水だけではなかった。三木によれば、魚類、両生類、爬虫類とめまぐるしく形態を変化させる哺乳類の胎芽は、母の胎海(はらわた)で微睡(まどろ)みながら、悠久の生命進化の記憶をたった数日のうちに追体験しているという。

    そう、私たちは海水と一緒に太古の海の記憶をも運び出していたのだ。

    哲学者のエマヌエーレ・コッチャは「植物は海が存在しない場所に海をしつらえたのである。世界を巨大な大気の海に変え、あらゆる生物に海洋での習性を伝えていったのだ」と書いている。

    植物たちの息吹たる大気に満たされ、オゾンという羊膜に包まれたこの大地もまた、私たちの生と死を育む、ひとつの胎海なのかもしれない。


    私たちを孕み、私たちが孕んでいる胎海を、想う。

    Video archive

    「胎海」Amniotic sea

    Film editing :   Yosuke Tsuji
    Film shooting :  Akimi Ota

    In-video sound and video editing:   Curtis Tamm
    Cooperation in the production of in-video images :  Arche
    Ear object cooperation: KAAT Kanagawa Arts Theatre
    Cooperation in the production of whale works: Awashima whale team.
    Tribute to Shigeo Miki


    Yanbaru Art Festival 2022-2023

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