Film stills
Introduction
美術家の大小島真木、文筆家の辻陽介が、長野県諏訪地方における数度に渡る滞在リサーチを経て、全編を諏訪一帯で撮影した短編映像作品。
諏訪地方に伝わる神話、信仰、民俗から得たインスピレーションをもとに、生、死、性、食、殺、葬といった生命の普遍的営為がもつ両義的な性格を、創作神話という形式によって表現している。
現在、調布市たづくり館にて『千鹿頭 A Thousand Deer Heads』を開催中です。2024/1/14(日) まで
〈 INTRODUCTION 〉
かつて、八洲を貫く双の亀裂が交わう大土の裂け目に、現世と常世の境界として畏れられた、あやしき森があった。その森には古の神々と、その神々を崇める異風の民が暮らしていた。人々は彼らとその神々を〈千鹿頭〉と呼びならわし、決してその森に近寄ることがなかった。
ある時、北にある翡翠の国をいでて諸国を放浪していた男が、期せずして〈千鹿頭の森〉に迷い込んでしまった。風の調べと水の香りに誘われるまま、やがて男は〈千鹿頭の森〉の奥深きところへと辿りつく。そこで男が目にしたものは、世にも稀なる巨大なうつぼの玉と、白き妙光をたたえた異形の女だった。
Credit
出演
川合ロン
井田亜彩実
田中基
コムアイ
半々
縄文族
(亜鶴、小野謙治、カツオ、辻陽介、ヌケメ、MADOKA、宮林リョウタ)
青木和夫 青木匠 石毛健太 大島托 半澤平
音楽
池田謙 コムアイ
サウンドエンジニア
小野洋希
オーディオエンジニア
大川数斗:LLLL
撮影
足利森 矢崎研
編集
足利森 大小島真木 辻陽介 矢崎研
撮影場所提供
カナディアンファーム
劇中登場作品
(黄色い球体)
大平和正 「風還元/球体」
制作
アートコモンズ
「対話と創造の森」
監督
大小島真木 辻陽介
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